Interview 02

エンジニアの道を選んだ
あの日から得られた
経験と信頼を次代に繋いでいく。

システム部 係長

Takano Y.
2012年入社(中途)

工学部 電気工学科 卒

プロフィール

前職で、発電機を設置する作業員として働いていた際に「本当にやりたいことは何だろう」とキャリアを見つめ直し、以前から興味のあったものづくり分野で「人の役に立つ仕事に就きたい」と考え、転職を決意。システムエンジニアを志した理由は、大学の授業で半年間プログラミングを学んでいた経験があり「もっとプログラムを学んでみたい」という思いから。実務未経験から学び、エンジニアとしてスタートできるSIシステムを選んだ。2012年の入社後は金融系システムの開発に携わり、2023年2月から官公庁向けWebシステムの開発・保守を担う。趣味はジョギング・ギター・ゲーム。

成長を感じたこと

先輩が築いた信頼関係を引継ぎ、
お客様との関係を深めていく。

最初に携わったシステムは金融系で、間違いの許されないシビアな案件でした。当時、経験も技術もなかった私は頼れる先輩たちにとても助けられていました。別の現場にいたある先輩からは、特によくサポートをいただきました。先輩は日々の業務に四苦八苦していた私に、「わからないことがあったら、とにかく電話して」と言ってくれましたし、時には「こっちの現場が終わったら、そっちに行くから」と、駆けつけてくれたこともありました。時には、1日に10回以上電話したこともあるかもしれません。それほどに頼れる先輩でした。

こうしたサポートを受けながら、私は先輩たちが築いてきたお客様との信頼関係を繋いでいくために、スケジュールの厳守はもちろん、お客様から求められるニーズに応えることを常に意識していました。お客様にご満足いただけるシステムの開発には、細やかなコミュニケーションが欠かせません。この案件では、お客様との打ち合わせに直接参加させていただいたことが何度かありました。

現状からの改善案をプレゼンし、お客様からお褒めの言葉をいただけた時は本当に嬉しかったですね。思い返すと、社内で月1回実施している勉強会で講師を担当し身についたプレゼンスキルが役に立ったのだと思います。

開発全体の流れを理解するまでには1~2年ほどかかりましたが、周囲のサポートを力にお客様との信頼関係を築き、気がつけば約7年間も携わることができました。

今後の目標

憧れの先輩のように優しく、
今度は頼られる存在に。

案件に携わる中で、私はリーダー、主任を経て係長となりました。後輩も増えてきましたが、いつも時間を割いてサポートいただいていた先輩たちのように「私も、気軽に相談されるような存在になりたい」と心に決めています。

以前、難易度の高いシステム開発を任されていた後輩が進捗が滞り困っていたことがありました。周囲に心配をかけまいと相談せずにいた後輩に向けて、私は「とにかく身近な人に相談していきましょう、私のことも全力で使ってくれていいから」と話しました。私が先輩たちに助けられた時のことを思い出し、周囲に相談することで少しは気持ちが楽になると思ったんです。その後、後輩は周囲に相談するようになり、開発は無事に進んでいきました。解決できたのは、落ち着いて問題と向き合いしっかりと整理して再び進められた後輩の力ですが、私が少しでも力になれていたら嬉しいですね。

会社としても、半年に1回のペースで定期的に面談を実施したり、社員の声を取り入れて新たに福利厚生制度を検討したりと働きやすさにつながる環境整備に力を入れています。例えば、将来を見据えてスキルアップしたい社員が、指定する資格を取得した際に手当として毎月の給与に反映される仕組みが社員から提案され、新たに採用されました。ちなみに提案した社員は私です(笑)。社員の声が届きやすく、みんなで会社を築いていける環境は魅力的だと思っています。私も、無事に国家資格の「基本情報技術者試験」に合格できましたし、さらなる上位資格の取得を目指しています。

お客様との確かな信頼関係を築いているSIシステムには、長期案件や上流工程から開発に携われる案件も多くあります。先輩が築いてきた確かな実績を引き継いだ一人として、後輩たちが前向きに働ける環境づくりやサポートをこれからも担っていきたいです。

求職者へのメッセージ

個人的には、お客様のご要望に応えられるよう円滑なコミュニケーションをとれる方は当社で活躍できると考えています。また、IT業界では日々技術がアップデートされるので、常にアンテナを張って向上心を持って取り組める人も歓迎です。

スキルを磨き、自分で提案したプログラムが思い通りに動いた時には、とても嬉しくなります。私のように未経験からのスタートでも、システムエンジニアを目指して働ける場所ですので、ぜひ興味をお持ちの方は、挑戦していただきたいなと思います。